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ヒューマニズムの津波

 海外にいると、海外の目から日本を見ることになります。

 今回の「未曾有の大惨事」において、死者は数万人に及ぶこととなります。海外でもこの情勢は大きく報じられ、被災者の方々への同情、応援の温かい思いを、テレビで、またネット上で感じとることができます。

 とりわけ、リアルタイムで現場の状況を伝えることができるネットの情報伝達力には改めて目を瞠(みは)り、エジプトのインターネットを端緒とした革命に続き、新たな時代の到来を目の当たりにすることとなりました。

 インターネットTVで、YouTubeで、Twitterで、そしてFaceBookで、被災地の状況と激励のメッセージが、様々な国の様々な人達によって、あたかも津波のように世界を駆け巡っています。被災地をおそった津波、しかしそれと同等以上の、正の力を受けた津波が世界のヒューマニズムをかき立てていると言っても過言ではないでしょう。

 経済が低迷する日本、人々は自信を失い、国家の威信も低下しました。今回の惨事は、毀損(きそん)した日本の国力を図らずも世界全体に印象づけたような感を受けます。

 しかし、日本の誇りは、真面目で、人を信頼し、隣人を愛し、協力し、他人を思いやり、気遣い、もてなし、尊重し、尊厳を持ち、礼儀正しく、恥を知るメンタリティー、そして物欲にとらわれない価値感にあったのではないですか。私たちが誇るべきはそのような日本人の気質ではないですか。

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怒号もけんかもない 「強い国」と越メディア
2011.3.13 22:29

 「怒鳴り合いもけんかもない」「本当に強い国だけがこうした対応ができる」。ベトナムのメディアは、東日本大震災での日本人の冷静な対応ぶりを、在日ベトナム人らが驚き称賛する声を伝えた。

 「防災訓練を受けていても怖いはずなのに、誰もパニックに陥る人はいない。自分の仕事に集中し、連絡を取り合っていた」。日本で働くある女性はインターネット新聞に「われわれが学ぶべき多くのことが分かった」と語った。

 ある留学生は、長い列をつくってバスや公衆電話を我慢強く待つ光景などを挙げ「皆が冷静に秩序だって行動していた」と称賛。別の留学生は、教師が子どもたちを誘導する姿など、行政当局者から民間人までの素早い対応ぶりに驚いたという。

 さらに「こうした強さゆえに、日本人は世界で最も厳しい条件の国土で生き抜き、米国に並ぶ経済レベルを達成できたのだ」とたたえる声も伝えられた。

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「日本には人間の連帯が今も存在している」 タス通信東京支局長
2011.3.13 20:25

 ロシアの独立系紙ノーバヤ・ガゼータ(電子版)は13日までに、東日本大震災の甚大な被害にもかかわらず日本人が社会的秩序を失わず、互いに助け合う姿を「日本には最も困難な試練に立ち向かうことを可能にする『人間の連帯』が今も存在している」と称賛するゴロブニン・タス通信東京支局長の記事を掲載した。

 ゴロブニン支局長は、震災を「第2次大戦直後の困難にも匹敵する」大災害だとしつつ、「重要なのは、ほかの国ならこうした状況下で簡単に起こり得る混乱や暴力、略奪などの報道がいまだに一件もないことだ」と指摘。

 震災当日の11日、公共交通が止まってサラリーマンが帰宅の足を奪われた東京でも「人々は互いに助け合っていた。レストランや商店はペットボトル入りの飲料水を無料で提供し、トイレを開放した」と驚きをもって伝えた。

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中国、日本人の冷静さを絶賛 「マナー世界一」の声も
2011.3.12 19:07

 地震多発国で東日本大震災への関心が高い中国では12日、非常事態にもかかわらず日本人は「冷静で礼儀正しい」と絶賛する声がインターネットの書き込みなどに相次いでいる。短文投稿サイト「ツイッター」の中国版「微博」では、ビルの中で足止めされた通勤客が階段で、通行の妨げにならないよう両脇に座り、中央に通路を確保している写真が11日夜、投稿された。

 「(こうしたマナーの良さは)教育の結果。(日中の順位が逆転した)国内総生産(GDP)の規模だけで得られるものではない」との説明が付いた。

 この「つぶやき」は7万回以上も転載。「中国は50年後でも実現できない」「とても感動的」「われわれも学ぶべきだ」との反響の声があふれた。大震災を1面で報じた12日付の中国紙、環球時報も「日本人の冷静さに世界が感心」との見出しで報じた。

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NYタイムズが支援コラム 阪神大震災時の東京支局長
2011.3.12 11:38

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は11日、東日本大震災について「日本への同情、そして称賛」と題するコラムを掲載した。執筆者は阪神大震災時に同紙東京支局長だった著名記者ニコラス・クリストフ氏で、日本人の強い精神をたたえ、今後の復興への期待を示した。

 コラムは「きょう、私たちの気持ちは皆、日本の人々とともにある」と訴えた。阪神大震災の取材の際、商店の襲撃や救援物資の奪い合いが見られず、市民が「勇気と団結、共通の目的の下に」苦境に耐えていたことに感嘆したと説明し、「仕方がない」「我慢」という日本語を紹介した。

 「日本の人々には真に高貴な忍耐力と克己心がある」とたたえ「これからの日々、日本に注目すべきだ。間違いなく学ぶべきものがある」とした。(共同)

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 日本を応援する数え切れないメッセージが世界中から届いています。YouTubeをFaceBookをTwitterを見てください。そこには感動があふれています。東北の被災者に届けと、温かい心の救援活動が続けられています。

 私たちは、日本が経済大国という物理的な側面を賞賛された時代を、自ら卒業するときがきたことを知らなければなりません。日本がこつこつ積み重ねてきた精神の資産は、精神大国としての輝きを放つときを待ちわびています。

 クレヨンはコミュニケーションを業とする企業です。我々のメインステージがWEBに移行したことはみなさんも承知の通りです。今こそ私たちの使命の重さを知るときではないですか。

■投稿者: crayon
■日時: 2011年03月14日 01:57

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2011年03月14日 01:57に投稿されたエントリーのページです。

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